2016年4月25日月曜日

JAL 優先空席待ち

JALダイヤモンドの修行でよく使う手法を紹介していきます。

私がダイヤモンド修行で一番多用するのは「クラスJ空席待ち」です。

まず最初に、JALのFOP積算方法で「クラスJ利用は普通席の10%加算」というルールがあります。
※クラスJクーポン利用は10%加算の対象にはなりません。クラスJ料金を支払った予約のみ10%加算です。



例えば普通席の利用で1フライトFOP1000ポイントの路線があるとします。
同じ料金カテゴリでクラスJを利用すれば1フライトFOP1100ポイントになります。


クラスJは普通席の1000円増しで利用できます。
シート幅が広い、肘掛けが広い、前方座席、等のメリットがありますがそれ以上に同じ距離のフライトでFOP10%増しが非常に大きいです。
距離に関係なく普通席+1000円なので距離が長い路線は修行にとってとても有効です。
羽田-沖縄路線など距離の長い路線はクラスJが取れない場合、日程をずらして予約するほどです。

しかし、クラスJは一般席に比べ極端に座席数が少ないので機材によっては予約が非常に困難です。
どうしても普通席しか予約できなかった場合には、当日空港で「クラスJ空席待ち」をします。

「空席待ち」とは、その便に空席が生じた場合待っている人から順番に呼び出しがあり空いた席の種別に変更することが可能です。
例えば、普通席からクラスJへの変更、オープンチケットで入場して搭乗したい便の空席(普通席、クラスJ)を待つ、などです。

普通席しか予約が取れず当日空港で手続きするのが、普通席予約→クラスJ空席待ち、ということです。

この空席待ち、上記で「順番」と書きましたがここもJAL独自のルールがあります。
単純に先着順というわけではなく、お客さんの種別を「S」「A」「B」と分けて空席待ちになります。
お客のステータスが「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」は「S」、「JMBサファイヤ」「JALグローバルクラブ」は「A」、「JMBクリスタル」は「B」、そしてそれ以外JALステータスがない一般のお客さんがその後ろになります。

【空席待ちS】
JMBダイヤモンド
JGCプレミア

【空席待ちA】
JMBサファイヤ
JALグローバルクラブ

【空席待ちB】
JMBクリスタル

例えば、一番初めにJALサファイヤのお客さんが空席待ちをします。
その後にJALダイヤモンドのお客さんが空席待ちをします。
1席だけ空席が出た場合、初めに空席待ちをしたJALサファイヤのお客さんではなく後から来たダイヤモンドのお客さんに優先的に空席が割り当てられます。

つまり、ステータスが上の人ほど空席待ちが当たる可能性が高くなります。
同じランクの場合は先着順になります。
ダイヤモンドを取得しておくと空席待ちに当たる確率が格段に良くなります。
これが「優先空席待ち」です。

また、ダイヤモンドやサファイヤを取得した人はクラスJクーポンが毎年付与されるのでクーポン消化のため普通席で予約した上位ステータスの方々は、みなさんクラスJ空席待ちをします。クーポンでは10%加算されませんが毎年20枚付与されるのでみなさん使用します。
よほどのことがない限り当日のキャンセルは多くて2〜5席ですからこの時点でほぼダイヤモンド・JGCプレミア以上のステータスで空席待ちは終了します。
私もサファイヤ時代は空席待ちが当たることは稀でした。

ですので、一般のお客さんが当日空席(クラスJ)をするのはかなり難しいと言えます。
これは先に述べた通り普通席からクラスJ変更の待ちだけではなく、当日満席の便を空席待ちする場合も適用されます。

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